Kenta-Pの京ぶら日記

京都生まれ京都育ちの京ぶら日記、でも旅行もするよ(笑)

高校生時代の思い出

京都の公立高校の小学区性の地域割です。今でこそ二類や三類といった小学区制を超えた就学がありますが、当時はありませんでした。更にややこしくしているのが府立と市立です。ジグソーパズルのようにピースが混ざっていて自分の意思による選択肢はありません。私が通っていた中学は大半が府立高校に進学しますが、調整化区域があって年によって学校が異なることがあり得ます。私の住まいは調整化区域で、市立高校に通うことになりました。当日まだ市電が走っていて、私は府立高校前を通過して通学するという不思議な通学でした。

高校は自主性を重視した大学並みの高校でした。制服はないし、バイクの乗り入れは認めているし、受講する科目も選択の自由度がめちゃくちゃ高かったです。クラスはありますが必須やクラス活動以外は集まることがありません。理系の選択をしましたが、私と全く同じ選択をしたのは他に一名しかいませんでした。

授業は1限と2限は同じ授業、3限と4限は同じ事業、5限と6限は別々、よって一日最大4教科なんです。進みが早いから休むと大変です。休講も意外と多かったのですが、2時間空くから皆んな校外に飛び出して自由三昧です。バイクの後ろに乗せてもらってツーリングに行ったり、ビリヤードに行ったり、グラウンドで野球したりと本当に自由でした。私服だから紛れちゃうしね。紛れて雀荘に通っていた強者がいたとか。ちなみに、今でも私服通学だそうです。自由な校風が受け繋がれて今す。

クラブはアマチュア無線部で制作担当、アンテナ担当でした。知識、技術とも習得できて良かったと思っています。年に2回ほど無線のコンテストがあって学校に泊まり込んで通話することが許されていました。顧問の先生同席ですが、楽しい思い出の一つです。

修学旅行も楽しみの一つですが、ありませんでした。一年先輩が品行方正過ぎて問題を犯したからです。その代わりとして「宿泊を伴う教育活動」なる名称の旅行となりました。本当にお笑いです。流石に自由の範囲を逸脱したらいけません。

私は不良ではありませんが自由人でして、出席時間を確認しながらギリギリの範囲で楽しませていただきました。そのつけが大学入試に重くのしかかってきたのは言うまでもありません。同級生、同窓生にはドクター、教授、企業家、起業家ととても活躍されています。自由な校風で自己管理ができる生徒は強いです。そんな高校であるべきだと今更ながらに感じる次第です。