Kenta-Pの京ぶら日記

京都生まれ京都育ちの京ぶら日記、でも旅行もするよ(笑)

企業勤務における副収入

自己啓発の一環として通信教育も活用していました。その技術系の通信教育の会社から、技術者育成の事例紹介をして欲しいと要望されたのが最初でした。これは講演ではないので、謝礼形式でいただきました。職務で講演した場合は会社に入れますが、謝礼は別です。その事例紹介をご覧になっていた「企業と人材」誌から掲載依頼があり、原稿用紙20ページほど執筆しました。原稿料が僅かであることと自宅で執筆することを条件に原稿料は個人でいただいています。

個人ではなく会社に依頼が来たものは最適な人材に依頼しますが、幾つか担当させていただきました。日本能率協会、日本オフィスオートメーション協会、日本科学技術連盟とか。お陰で発表資料の質も徐々に向上した気がします。発表時の間合いや抑揚、ウケ狙いとかも(笑)

最後は大学の非常勤講師です。情報系の学生に対して「社会における身近なコンピーターシステム」の裏側を紹介し、ソフトウェアやシステム開発の業界って面白そうと思ってもらうことが私の役目です。就活の進路に影響を与えたいです。

初年度は登壇の許可を教授会で得る必要があります。その辺は大学はしっかりしていますね。詳細な業務経歴書を提出しています。だから不承認となることはないと思いますが。ただし、○○企業の誰々さんを承認するのではなく、誰々さんを承認する仕組みです。だから私が転職しても独立しても継続することができるのです。毎年「委嘱状」をいただき契約を更新します。給与職員なので大学の日常勤講師規定が適用されます。よって規定が配布され、理解する必要があるのです。講義の時間単価が決まっていて、企業人講師は准教授と同等となっていました。講義時間で割ると時間単価は高いですが、事前準備やレポート対応時間を加味すると特別に単価とは言えないですね。夢なくしてすみません。

授業は必修で約90名ほどが受講します。毎回レポート提出が必須なので、それを読むだけでも大変です。気になるコメントがあれば、次週にフィードバックしてあげたいから、しっかり読まないといけません。授業は比較的興味深いようで、居眠りしている学生はほとんどいません。指名はしたくなかったので、挙手制にしましたが最初はなかなか手が挙がりませんでした。軌道に乗ると手を挙げるようになってくれて授業が軌道に乗ります。

しかし、コロナの影響が授業を大きく変えました。自宅からのオンライン授業になったのです。スライドをオンライン用に見直し、質疑をどのように進めるかも考え、チャットで実施することに変更。今時の学生ですね。チャットの方が積極的かな。素晴らしいです。一度、パソコンがフリーズしましたが、予備に立ち上げておいたパソコンに切り替えて被害を最小限に抑えたら、レポートで評価をしてくれた学生がいて嬉しかったのを覚えています。非常勤講師規定に基づく定年で退職いたしましたが、若い将来のある学生の人生に少しでも影響を与えることができたなら本望です。私の人生にも影響を与えてくれました。