上海ライフ Part6

私が中国で生活している間に中国の歴史に残る出来事が幾つかありました。

一つ目はチベットの民族紛争勃発です。今でも弾圧、差別問題が解消していませんね。チベットの件は上海でも話題になっていました。会社からは地区への立ち入り禁止命令が出ています。

二つ目は四川省の大地震です。その時私は上海にいてビルが揺れたのを覚えています。私にすれば騒ぐほどのことではないのですが、地震に慣れていない上海人は大騒ぎをしていました。上海震源の地震はなくパニックになるのも仕方ありません。カンパ依頼がありました。幾ら入れたがわかる仕組みです。困りましたね。詳しくは覚えていないのですが、日本人同士相談した気がします。数ヶ月経過してから地震の被害者を追悼するイベントがあって、歓楽街も営業自粛していました。成都あたりは相当な被害と聞いていますが、実態が良くわかりません。

最後は明るい話題です。北京オリンピックの開催です。開会式が始まる前から予選が始まっていて、上海のスタジアムでなでしこジャパンが試合をしていました。マンションでスタジアムの歓声が聞こえます。見に行きたかったのですが、トラブルに巻き込まれたらいけないとのことで自粛しました。行けばよかったと後悔しています。地元開催で成績も良く中国は盛り上がっていたのを覚えています。

私が住んでいた時期は上海万博に向けて建設工事が急ピッチ、街全体が埃っぽいですが、活気に満ち溢れていましたね。とても良き時代だったと思います。

これらは確実に中国の歴史に残る出来事です。